10代を、もっと生きやすく

今あるつながりの中では自分の未来に
希望を持てない10代が、
自分の可能性を諦めずにすむ
環境を一緒に作りませんか?

社会で問題とされていない10代の生きづらさ

case1学校で浮いている感じがする&
「意識高いよね」の呪縛

友達はいる、仲も悪くない。
一緒にいるのは楽しいけど、正直、本音で色々と話せていないかな。
誰かがアイドルが好きなように、誰かが部活が好きなように、
わたしは政治に、教育に、環境問題に、海外情勢に、興味があるだけ。
本当はそういう活動とかしてみたいけど、そもそもやり方がわからない。
先生や親に相談してもわからないっていうし、
友達には話せない。
だって言ったら、「意識高いね」って言われて、きっと浮いちゃう。
なんとなく壁を作られて、すこし変な目で見られる。
わたしの好きを好きな人は、周りにいない。
自分でやろうにも進め方がわからない、どうしたらいいんだろう。

友達もいる、生活に不自由もない。けど、自分の本当にやってみたい!に踏み出せず、誰にも相談できず孤独感を抱えている。彼らは、進路も自分でも自信を持てないために本音を隠しながら、とりあえず周囲に理解されやすいものを選び、伝えていたりします。

「やりたいことがある/探している10代があつまるオンラインスペース」って言葉がTwitterで流れてきた。
参加費も無料だし、一回くらい行ってみようと思って参加してみた。
スタッフさんも、温かく親身に話を聞いてくれているし、
集まっている子たちの話を聞くとびっくり、みんなわたしと同じ悩みを持ってる。
ここにいる人たちには、自分の本音を話せそうな気がして、
思い切って初めて人に話してみたら、「わかる!」「私もそう!」って言ってくれて、
ちょっと気持ちが楽になった。わたしだけじゃなかったんだ。
わたしのやりたいことにも、
「こんな活動はじめてみれば?この団体のイベントに行くと、もっと世界が広がるかも」
ってすごい具体的にアドバイスをしてくれて、次の一歩が見つかった気がする。
普段話せないことも、この場だとなんだか話せる。
また、来てみようかな。

case2身の回りにチャンスが少ない&
先生や両親との価値観のズレ

色んな学生団体、イベント、有名な人の講演会など、
場所によっては、色んな人と出会ったり、話を聞ける機会が沢山ある。
でも、わたしの住んでる地域はそうはいかない。
参加したいイベントがあっても、県をまたがないといけない。
親に交通費も送迎も頼めないし…自分の足で行ける範囲では、
相談できる人も面白そうなイベントも見つけられない。
チャンスがないなら自分で作ろうと思って、
学校内で自分でプロジェクトを立ち上げる相談を先生にしてみた。
「そんなのはダメ。そんなのが何になるの? いいから勉強しなさい」
の一点張り、正直、先生はあまり話を聞いてくれない。
親に相談しても一言、「勉強していい大学に行きなさい」
受験のことだって考えていて、
総合型選抜を受けたくて、だから探究とかプロジェクトを頑張りたいのに。
先生たちも親も、正直あんまりわかってくれない。
なんか、やりたいことをやるのってバカみたい。
何も考えずに勉強だけしてた方が楽かも。

住んでる地域や学校によって、得られる情報や機会の多様性が少なくなると、自身ができると思える可能性の認識が狭まりがち。関わる人の少なさや、周囲の大人の理解の幅が、彼ら彼女らの選択肢に大きく繋がり、せっかくの意欲に蓋をされる子がいるという現状があります。

「たまたま学校に来たプログラムの人が配っていたチラシで、「willdoorFES」というイベントを知った。
全国の高校生が、オンラインで自分のやりたいことや好きについて語るものらしい。
自分の思いを発表する機会もないし、オンラインなら私の地域でも参加できる!と思って参加してみた。
イベントには全国から沢山の高校生が集まっていて、みんなそれぞれ自分の好きや興味について話している。
私と同じように、やりたいことを追っかけている同世代の子ってたくさんいるんだ!ってすごい刺激になった。
交流会もあって、同世代の子と色んな話ができた。当然悩みも。
違う地域でも、私と同じように悩みながらも頑張っている子がいた。
なんか、私一人だけじゃないんだと思って、ちょっと元気をもらえた。
同じ興味を持つ子たちとも知り合えて、今度一緒にイベントをやってみることに。
仲間はいないと思っていたけど、willdoorを通じて出会う事ができた。

willdoorに来る高校生のリアルな声

  • 自分のやりたいことが分からなくて、これからの進路をどうしたらいいか悩んでいる。今の自分がとても迷走してるので、なにか抜け出すためのヒントが欲しい。

  • 学校に上手く馴染めず、全日制の高校を辞め、通信制の高校に最近通い始めて、本当にやりたいことはなんなんだろうと考えている。同世代との交流もないので、仲間が欲しいと思っている。

  • 色々な話を聞いてみたい。学校外の人や、ちょっと先行く大学生の先輩、大人とじっくりと会話する機会があまりないので、自分の将来や未来を考える上で、色んな人と話してみたい。

〈 Willdoorの問題意識 〉
10代の価値観や歩みたい道と、
今置かれている環境のミスマッチが、
生きづらさを生んでいるのではないか。

学校や親との価値観のズレ、相談したいと思える相手の不在、周囲との意識格差など、一人ひとりの置かれる環境と本人のミスマッチによる多様な事情が重なり合う事で、多くの10代が様々な生きづらさを抱えているのではないかと考えています。

  • 約33万人の中学生が不登校予備軍/
  • 家庭や学校に「居場所がない」と感じている子どもは18人に1人/内閣府『令和4年版 子供・若者白書』より
  • 相談したいと思える相手がいない悩みを抱えている高校生は約90%/漠然と感じる生きづらさや息苦しさについて、親・友人・先生に相談しない高校生は約7割/マクロミル/カタリバ『思春期の実態調査』
  • 日々の生活で不安 や ゆううつを感じる子供は約60%/日本財団『18歳意識調査』
  • 10代の精神的幸福度が世界ワースト 2/ユニセフ『ユニセフレポートカード16』

問題は「つながりが狭く、自分で選びにくい」こと

そもそも、たとえ同じ環境で過ごし育っても、一人ひとり価値観も幸せも異なります。ズレが起こるのは必然で、必ずしも保護者や先生が悪いとは考えていません。 自分が望む未来や将来の方向があったとしても、限られたつながりの中で、一度自分の進みたい道を否定されてしまえば、それ以外に繋がれる場所も少なく、頼れる先もなく自己肯定感を下げたり、未来への希望も描きにくくなり、生きづらさを抱えるようになるのではないかと我々は考えています。一方で、『令和4年版 子供・若者白書』(内閣府、2022)、居場所の数は「今の充実感」『自己肯定感』「将来への希望」などと相関があることがわかっています。

  • 将来への希望
  • 今の充実感
  • 自己肯定感

また『思春期の実態調査』(マクロミル/カタリバ、2018)では、自己肯定感や将来に向けての意識は、学外活動があったり、学外の年上の人との交流が深いほど高くなることがわかっています。

社会で問題とされない10代にも、手を差し伸べたい。

冒頭のケースで紹介したような10代は、特別なにか問題を抱えているとは認識されません。 それゆえに、その行動や選択は自己責任とされ、様々な生きづらさを抱える10代は環境によっては頼る先がおらず、「自分より苦しい人なんてたくさんいるし、人に頼るなんて」とただただ耐え抜くしかない状況に置かれています。 そして、その時点では問題がないとされていた10代が、不登校や精神疾患、孤立・貧困、非行などの問題へと状況が悪化することもあります。 willdoorは、顕在化した問題の有無に限らず一人ひとりと徹底的に向き合うことで様々な問題につながることを予防すると共に、そこで得た気づきや知見から生きづらさが生まれる問題の構造を分析し、まだ認知されていない10代を取り巻く課題の発見・解決へと挑むことを目指しています。

Our Action

どんな学校・家庭にいても
自己実現の支えとなるつながり・居場所を
自ら”選べる”環境をつくる。

わたしたちは、現在の環境では自分の心から望むことや歩みができないといった生きづらさを抱える10代と出会い、
一人ひとりが自分にあったつながり・居場所を獲得することをサポートする役割を果たします。
必要なつながり・居場所は、人それぞれ。
だからこそ、私たちが一つ一つ居場所を新たにつくり出すのではなく、
学校・家庭を超えたつながり・居場所を届ける企業・NPO・行政等と
10代が出会える機会・仕組みをつくり、一人ひとりが”選べる”環境をつくります。

willdoor 生きづらさを抱えた高校生に学校や地域・オンラインで出会い、選択をサポート/つながり・居場所をつくる様々な団体・企業・行政等と協働できるネットワークをを構築

わたしたちが取り組む
4つのプロジェクト

  • 01どこでも誰でもいつでも、自分にあったつながり・ 居場所と出会える仕組みづくり

    メタバースを活用し、全国の中高生を対象に専門スタッフによる1対1での個別相談や、自身の興味・関心を言語化するとともにつながり・居場所の情報や見つけ方を知ることができるワーク等を定期開催しています。一人ひとりに合わせて、それぞれにあったつながり・居場所を一緒に探し、後押しをしていきます。

    • 離島や海外含め各地から300名以上の中高生をサポート
      (2022年11月から2023年11月の実績)
    • 延べ40団体と連携し、オンラインにて150名以上の中高生へ様々な居場所・つながりとの出会いを届ける
      (2022年11月から2023年11月の実績)
  • 02自身の持つ可能性の認識を拡げる学校での プログラム実施

    様々な大学生・大人との出会い・対話等を通じ、選べる/選びたいと思えるつながりや居場所の選択肢を増やすようなプログラムを学校で行っています。その場だけで関係性を切らず、オンラインでの取り組みにつなげることで、生きづらさを抱えた人へとアウトリーチし、必要に応じたつながり・居場所へと出会うサポートをしています。

    • 東京・神奈川を中心にのべ150校以上の授業実施・運営に関わる
    • 起業家の派遣をフックに、全国約40校にて出張授業を約3000名と出会い、選択肢となる情報を届ける
      (2022年4月から2023年11月の実績)
  • 03行政と連携した学校を超えたつながり・居場所の 提供

    教育委員会等と連携し、自治体の中で学校の垣根を超えた高校生同士の学び合いやサポートする大人・団体等のつながりを得られるような機会をつくっています。行政という後ろ盾を活かすことで、教員の後押しなどもしやすく、通常ではリーチできない中高生と繋がりサポートをすることが出来ています。

    • 長野県主催の学校の垣根を超えた学び合い・発表の場の企画・運営を担う
    • 都立の高校にスタッフを定期的に派遣し、学校と地域・社会をつなぐ窓口を創設
  • 04つながり・居場所へと“つなぐ”人材の育成

    私たちだけではなく、より多くの教員や教育関係者が10代とつながり・居場所をつなげることができる状態を目指して、そのノウハウや情報を拡げることに挑んでいます。

    • 18名の全国のコーディネーターや教員と共に通年の研究会を実施
    • 2024年度より、教育関係者を対象とした研修プログラムを実施予定

Our Policy

100人いれば、100通りの幸せがある。

わたしたちは、目の前の若者に対して「こうなってほしい」という
理想を押し付けることはしません。
「100人いれば、100通りの幸せがある。」
主役はあくまで相手自身。
この思いのもと、相手の悩みや考えをしっかりと聞いた上で、
彼らが本当に求めるもの、なりたい姿に実現するために
その人の選択を一緒に考え、サポートします。
わたしたちは、徹底的に一人ひとりに寄り添います。

これまでたくさんの高校生と携わってきました。

様々なプロジェクトや団体様との連携・交流を踏まえ、
wiidoorは多くの方々と一緒に成長してきました。

\willdoorが出会った高校生の声/

willdoorに参加する前、私は学校という世界しか知りませんでした。学校では、頑張れば頑張るほど、いい子ぶってる人扱い、変な子扱い。ただ自分の興味のあることをやっているだけなのに、、なんで、認めてくれる子がいないの??どうして、嫌な態度取られるの??そんな思いで一杯でした。

もっと外に飛び出したい。まだ知らない新しい自分に、未来に、会いに行きたい。そう思ってWilldoor FES(willdoor主催のイベント)に参加しました。ほとんどのイベントは誰かの話を聞くことが多いけど、みんなが主役。みんなのスキが集まって、とにかくキラキラしていました。私がずっと探し続けていた 新しい自分、未来に出会うことができました。

出会えただけじゃない。自分と未来が広がり始めました!大事なものは、自分が夢中になれる、スキという想いだけなんだと思う。ここには、自分という人間を認めてくれる仲間がたくさんいる。そのことに気が付くことができました。

さくら
さくら

私は高校受験に失敗し、地元の私立高校へ入学しました。入学してからは「一般入試で有名大学合格!」を掲げるクラスの雰囲気に馴染めず疎外感を抱える毎日。私は高校での生活、”高校生活”が嫌いで、辞めたいと思うこともしばしばありました。

そんな中私が出会ったのがウィルドアで、文字通り世界を変えてくださいました。学校外に開かれた社会へ飛び出すきっかけ、社会人の方との交流、そして私が心からワクワク出来るコトとの出会い。高校にご紹介いただいた合宿イベントのチラシから、自ら学校外へ。そこで出会った仲間と学生団体を立ち上げるなど、どんどん世界が広がりました。

”私”の高校生活は、高校での生活から”高校生の活動”へ変わりました。課外活動を始めるきっかけや、色々な経験をさせてくださったこと、「この高校に入れて、課外活動と出会えて良かった!」と心の底から思えるようになったのは他でもない、ウィルドアのおかげです。

まひろ
まひろ

学校の日常から抜け出せない私。特別、勉強が、運動が、楽器が、できるわけではありませんでした。何をするにも常に自信のなさと一緒でした。そんな私がウィルドアを知って、ウィルドアのイベントで色々な人に出会って、変わりました。

人も話すことにワクワクしたり、何か想いを実現するために動いてみたり。自分が暴走系アイデアマンだと気づけたのも、ウィルドアに出会えたからです。正直、自分に発想力があるとは思っていませんでした。そしてその発想を「それいいね!」と笑顔で受け止めてくれる方がウィルドアにも、その周りにも、沢山いました。

その方々のおかげで、中学生の頃全く価値がないと思っていた自分を少し好きになれました。ここなら受け止めてくれる人がいる、私でも何か役に立てることがあるかもしれない、と。学外のイベントに抵抗がありましたが、ウィルドアのワークショップで変わりました。大学生や大人との交流が楽しく、新しい自分を見つけました。

その後、学外イベントに参加し、自分たちのプロジェクトチームを立ち上げました。学校の枠を越えて、高校生として活動することに喜びを感じました。

ウィルドアに出会う前は自信がなく、人見知りで人間不信だった私。でも、ここで多くの人々に支えられ、発想力を発見し、自分を好きになりました。

ウィルドアのおかげで、就職活動でも自分の価値観を見つけ、後悔しない選択をでき、感謝の気持ちでいっぱいです。

はるか
はるか

わたしたちと一緒に、10代が、
自己実現の支えとなるつながり・居場所を
自ら “選べる” 環境づくりをしませんか?

わたしたちの活動には、みなさんのご寄付が必要です。
今あるつながりの中では自分の未来に希望を持てない10代が、
自分の可能性を諦めずにすむ環境を一緒に実現する仲間になってください。

  • 月 3000円 のご寄付で

    3000円 のご寄付で

    10人の高校生へ、1ヵ月間それぞれにあった情報を提供できます。

  • 月 5000円 のご寄付で

    5000円 のご寄付で

    5人の高校生へ、悩みを個別に相談できる機会を提供できます。

  • 月 10000円 のご寄付で

    10000円 のご寄付で

    50人の高校生へ、自分にあったつながり・居場所と出会う機会を提供できます。

寄付で応援する

仲間になっていただいた皆様へお渡しするもの

  • 年に1回程度の報告書

    わたしたちの活動がわかる最新の活動報告書をお送りいたします。日々の活動報告やイベント情報、10代からの声など、我々が行っている取り組みがわかる報告書をお送りします。あなたのサポートの成果をご確認ください。

  • 事業報告会へのご招待

    年に1度行われる事業説明会へご招待いたします。実際の高校生の声や成果、我々のこれからのビジョンについてご説明致します。

ここまで読んで頂き
ありがとうございます。

一般社団法人ウィルドア竹田和広
一般社団法人ウィルドア 竹田和広

わたしたちのこだわりは、徹底的に一人ひとりに寄り添うことです。 人生の主人公は相手自身。僕らが何かを植え付けたり、押し付けるのではなく、相手が望む未来へと近づくための一歩を、一緒に考え応援することです。

10代の若者たちは、自身であまり多くの資金を持たないことが一般的です。 そのため、収益事業を行うとどうしても親や学校等周囲の介入が避けられません。 しかし、わたしたちが特に手を差し伸べたい10代は、周囲と本人の望みがズレていることに起因し、生きづらさを感じています。

今回、寄付パートナーを募る決断を下した最も大きな理由は、ここにあります。 つまり、彼らの真の願いに真摯に寄り添うためには、純粋に一人ひとりの願いを応援し、支える想いから生まれた財源やパートナーが不可欠だということです。

誰ひとり取り残さない、一人ひとりがWell-bengな状態へ。 日々大きく変化が起き、予測不能で不確実である中でも、よりよい未来へと向かう転換期になるだろう今だからこそ私たちは、同じ今を生きる10代一人ひとりの幸せを願う皆さんと一緒に、彼らが最大限に可能性を発揮できる仕組みを築くことを願っています。

どんな環境・境遇にいても、自分の願いや幸せを尊重し、応援してくれる誰かに頼ることができる。 そして、誰もが自分の自己実現を支える繋がりや居場所と出会うことができ、自分の可能性を諦めずに、自分だけの人生を歩み続けられる。

わたしたちだけでは実現できないこの大きな理想を共に追求しませんか? 皆さんのご参画が、未来の希望への一歩となり、共有する理想を実現へと近づけます。

一般社団法人ウィルドア
一般社団法人ウィルドア
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新丸子東1丁目794
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